個人情報保護方針
■■ 個人情報保護への取り組み目的 ■■
1980年のOECDプライバシー・ガイドライン採択以降、プライバシーの概念は「一人にしておかれる権利」から「自己に関する情報の流れを自身でコントロールする権利」となった。
従来、医療・福祉の世界では、職業倫理・職業意識上、プライバシーに関する気配りは当然のことであり、「一人にしておかれる権利」は十分に尊重してきているが、さらに患者情報を個人の同意にもとづき利用し、外部に漏れないように安全に管理する必要がある。
当清和会では、すべての職員が個人情報を安全に管理する、という考え方を十分に理解し、その重要性を認識して取り組んでいきます。
■■ 個人情報保護方針 ■■
当法人は、安心こそは健康の礎であり、安心をお守りすることは、医療・介護の第一義と考えます。
患者様とのより一層の信頼関係を築き上げるために、患者様の個人情報の取扱いの重要性を認識し、安全に管理します。
当法人は、人格尊重の理念の下に個人情報保護に厳重に注意を払っています。
1.当法人は、患者様、利用者様、職員、その他利害関係者の個人情報の取得、利用、提供の目的を明確にし、目的の達成に必要な範囲で取扱い、目的外利用の防止に努めます。特に、第三者に個人情報を提供することが求められる場合は、その必要性を慎重に吟味します。
2.当法人の業務に関わる個人情報の取扱いに関する法令、国が定める指針その他の規範を明確にし、個人情報保護のための仕組みに適用し、遵守します。
3.個人情報の漏洩、滅失、またはき損などのリスクに対し、適切な経営資源を投入し、物理的、組織的、技術的に合理的なセキュリティ体制を構築し、未然防止や再発防止に努めます。
4.また、外部の医療施設や検査会社等、個人情報を委託したり、触れたりする協力会社に対しても、守秘契約などを含めた信頼できる関係を築き、共に個人情報の保護に努めます。
5.個人情報の取扱いに対する苦情・相談窓口を明確にし、適切に対応いたします。
6.個人情報保護のための仕組みを実施、管理するための管理者を定め、最低年1回以上の内部監査を行い、遵守状況を評価し、計画を絶えず見直し、職員の意識を高め、継続的に改善していきます。
平成17年11月 1日制定
平成25年 1月18日改訂
医療法人 清和会 理事長 長原 正幸
|
当院は、個人情報を下記の目的で利用し、別掲の「個人情報保護方針」に基づき取り扱っております。
個人情報の取扱いについてお気づきの点がありましたら、窓口まで気軽にお申し出下さい。
【医療の提供に必要な利用目的】
1.適切な医療サービスの提供のため
2.病院事務・管理を適切に行うため
―入退院等の病棟管理
―会計・経理
―質向上・安全確保・医療事故あるいは未然防止等の分析・報告
3.法令・行政上の業務の対応のため
―医師賠償責任保険などに係る、医療に関する専門の団体、保険会社等への相談又は届出等
―第三者機関への質向上・安全確保・医療事故対応・未然防止等のための報告
4.保険請求義務のため
―保険請求義務
―保険事務の委託
―審査支払機関又は保険者へのレセプトの提出
―審査支払機関又は保険者からの照会への回答
5.ご家族への病状説明等の適切な医療を提供するための情報提供
―他の病院、診療所、助産所、薬局、訪問看護ステーション、介護サービス事業者等との連携
―他の医療機関等からの照会への回答
―診療等に当たり、外部の医師等の意見・助言を求める場合
―検体検査業務の委託・その他の業務委託
―ご家族等への病状説明
―事業者等からの委託を受けて健康診断等を行った場合における、事業者等へのその結果の通知
【上記以外の利用目的】
1.医療機関等の管理運営業務のうち、
―医療・介護サービスや業務の維持・改善のための基礎資料
―医師・看護師・薬剤師・検査技師・放射線技師・理学療法士・栄養士・医療事務等の学生実習への協力
―医師・看護師・薬剤師・検査技師・放射線技師・理学療法士・栄養士等の教育・研修
―症例検討・研究および剖検・臨床病理検討会等の死因検討
―研究、治験及び市販後臨床試験の際は、関係する法令、指針に従う
―治療経過および予後調査、満足度調査や業務改善のためのアンケート調査
―安全・防犯のための監視カメラによるモニタリング
2.学会・医学誌等への発表
特定の患者・利用者・関係者の症例や事例の学会、研究会、学会誌等での報告は、氏名、生年月日、住所等を消去することで匿名化する。
匿名化困難な場合は、本人の同意を得る。
【相談窓口】
当院の個人情報保護に関するお問い合わせは以下にお願いいたします。
個人情報保護管理者 片岡 隆(総務課) Tel 06-6744-0111 FAX 06-6744-0830
診療情報(個人情報)の提供および開示は、医療従業者の重要な責務です。
当院では、診療情報を積極的に患者様に提供し、共有することによって、相互に
信頼関係を築き、より質の高い開かれた医療を提供することを目指しています。
1.診療情報の利用目的
・患者様へ適切な医療サービスの提供のため
・病院事務・管理を適切に行うため
・法令・行政上の業務の対応のため
・保険請求業務のため
・ご家族への病状説明のため
上記に示した以外に、医療の質向上や医療従業者の育成を目的として、次のような利用を行う場合があります。
・当院内部において行われる医学・看護学等の症例研究
・当院内部において行われる院内の事故防止および医療の質向上のための研究
・当院内部において行われる学生の実習への協力
・外部監査機関への情報提供
2.手続き
診療情報の開示は、原則としてご本人に開示します。予め、諸手続きが必要と
なりますので相談窓口にお申し出ください。ご本人以外の方が、診療情報の開示を希望される場合は、ご本人のプライバシーを尊重することから確認の手続きが必要です。
いずれにしても開示できない場合は、その理由をご説明させていただきます。
開示手続きについては以下の書類が必要です
・診療情報開示申請書(相談窓口に様式が用意されています)
・本人又は代理人であることを確認できる公的文書(免許証など)
3.費用
診療情報録の開示には別に定めた費用をご負担いただきます。詳細については相談窓口にてご確認ください。
4.相談窓口
個人情報に関するお問い合わせは、各部署責任者又は以下の窓口をご利用下さい。
個人情報相談窓口:Tel 06-6744-0111